5つの自我類型~良いか悪いか・・・
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自分がどんな人間か知る手がかりとして有効なものに
「エゴグラム」”自我状態の構造分析”
とよばれるものがあります。
これは、自我の状態や傾向を5つの類型に従ってグラフ化したもので、自分の性格や欠点を浮き出させることができるものです。
●CP(Critical Parent) 批判的な親
教育熱心で、厳しく批判する性格で、法や道徳を守り社会秩序を重んじる、父親的性格とよべるもの。
●NP(Nurturing Parent) 保護的な親
人への思いやりや気配りのある、優しさ、人情深さを表す性格で、母親的性格ともよべるもの。
●A(Adult) 大人
感情コントロールに優れ、理性や知性でものごとを合理的・事務的に判断する性格。客観的データに基づいた行動をする。
●FC(Free Child) 自由な子ども
のびのびしていておおらかさを表し、無邪気で思い通りに行動する性格。
●AC(Adapted Child) 適応した子ども
周りに適応しよとする性格。親や社会、上司や部下の顔色をうかがいながら、良い子でいようとし、自由な自分を押し殺している。
5分類された自我の状態は、そのときどきで長所になれば短所ともなります。どれか一つが抜きん出ていても、それは必ずしも褒められるべき状態とはいえません。
このグラフは、長所・短所の判断に使用するのではなく、全体を通して5つの自我類型がそれぞれどう関係しているかによって、初めてあなたの性格が浮かび上がるという点に注意してください。
例えば、Pを疎んじている人は無責任な態度をとりがちですし、Aを疎んじている人は客観性に欠ける判断をとりがちで、Cを疎んじている人は、度を越したり、失敗することを恐れるあまり、自分を守ることに必要以上に気を使う、という傾向が浮かび上がるわけです。
