「たくましく生き抜く性格」の正体は?
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P・A・Cの間に極端なパワーの差があり、強くお互いに干渉し合うと問題ですが、
その一方、
P・A・Cのパワーが全く同じ人がいたとすると、その人はまさにモンスターです。
使命感の強い人やお節介な人はPが強く、冷静沈着な人はAが強く、幼く子供っぽい人はCが強い、というようにP・A・Cのパワーの差が個人の性格を作り上げているといえます。
また、下記のように、P・A・Cの強度は円の大きさで表現されます。
「これが自分だ」と思っていて自分が、ある特定の条件の下では別人のようになってしまうことを発見し、驚いたとかア然としたとか、感動したことが、誰しもあるでしょう。
それは、そのときどきに、心のエネルギーというものがP・A・Cのどれか1つの自我状態に集中してしまうからといわれています。
例えば、優秀な上司の下で指示されないと動けなかったヒラ社員が、上司が異動になって、それまでの仕事を担うことになって、アタフタしたり途方に暮れていると思いきや、率先して動き、バリバリ仕事をこなして頑張り始めた、ということがあります。
これなどは、上司が異動したことが、
ヒラ社員に仕事に対する責任感や使命感というものを認識させたのです。
そのため、ある意味”たくましい”性格が出現したのです。
「何もできない」と「たくましい」という矛盾した性格が、実はどちらもヒラ社員の本当の性格だったというわけです。
このように性格とは、面倒なものです。が、面倒であるからこそ、自分の性格をきちんと知っておく必要があるのです。
自分の行為事態を客観的に見ることで、
「ダメだ」とか「失敗だ」という認識を持つことができるようになり、、それができれば、失敗を失敗として他の人に素直に話せますし、自分の中でもきちんと片付けれた、ということになるのです。
そうすると、同じ失敗をやらないぞという反省も、ただの反省に終わることもなくなります。
そしてこの先、失敗をしそうな時には、しっかりと抑えることができるようになるのです。
