マジメ人間、遊び人間の正体は?
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P・A・Cは、全ての人がもっています。
この3つの自我状態の働きによって、私達の行動とその裏にある心理状態が決定されるのです。
なので自分のP・A・Cの構造を明らかにすれば、自分の性格や傾向をより客観的に把握できるのです。
健全な心は、P・A・Cが各々の状況に応じてお互いに干渉されずに機能している状態にあります。
例えば、仕事中であれば、その人の心をAが主導し、仕事が終わって飲みに行ったり遊びにいっている時はCが支配的になっています。そして家に帰って子どもの顔を見ると、Pが働き出すのです。
反面、問題を起こす心の中では、P・A・Cの移行が滑らかにいかなかったり、お互いに干渉したり、隔たりが起こっているのです。
義務感・使命感が強く、生真面目で遊べない人は、Pがその人の心を支配し過ぎるため、PがCを追い出し、PがAを汚している、と表現されます。
つまり、Pの義務感が、遊びたいというCの欲求を押しのけ、遊ぶべき時ができても、Aによるこの事実判断をPが汚しているため、遊ぼうとしないということです。
一方、社会的に問題の多い《良心欠如の人》の場合、Cがその人の心を支配し続け、CによってAが汚されPが追い出されている、と表現されるのです。
この場合
「◯◯すべきであって、△△すべきでない」
というPの良心は、Cによって追い出され、冷静な判断をするAは、Cに汚されているため、他の人の迷惑についてはあまり考えない。ということになるのです。
