3つの「自分」あなたは・・・
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フロイトは人間の構造を次の3つに分類しています
●超自我・・・論理的・道徳的なもの、つまり人間の理性
●自我・・・論理的で合理的・現実的なもの
●エス・・・セックスなど、本能的で衝動的なもの
エリック・バーンは、超自我をP、自我をA、エスをCという記号で表しています。
そして私達の心は、
①親のような自我状態(P)
②大人の自我状態(A)
③幼児的な自我状態(C)
の3つで構成されていると考えました。
Pは、親など幼児期に自分を育ててくれた人によってつくられた自我であり、自己批判、権威的態度、理想の追求といった心的態度となって表れます。
Aは、成長するにつれて、経験的に習得し、つくりあげた自我であり、現実のデータを直視し、それを集めて分析して、現実の状況に対応した意思決定をします。冷静かつ理性的な態度として表れます。
Cは、本能などうまれながらの部分、または幼児期の反応や体験のさまが含まれています。子どもの時に、見たり聞いたりしたことが記憶されていて、それが大人になっとからも、時おり瞬間的に蘇生して感情を支配することがあります。
本能的な態度、つまり無邪気さや我儘、奔放さとなって表れるのです。
